ひとりだけ3歩進んでいる新庄監督。

なんというか昨日の中日戦を観ていて、改めて監督の采配ってのは大事だなぁと思いました。今さらですが。

采配で覆る試合がシーズンで5試合あれば、借金5が貯金5になるわけですから、そりゃデカいですよね。

そういう意味で、少なくともセリーグの野球と比べると、日本ハムだけは本当に何歩か先を行っているなと、つくづく思います。

別に今だから言うわけではなく、2年前の開幕前に、

「常識にとらわれないその姿勢こそが、今年のパリーグを勝ち抜くのでは。」

と書いたように、もともと新庄監督は現代の監督としてはかなり優秀だと思うのですが、そこに戦力という地盤も整ってきて、さらに、新庄イズムみたいなのが浸透してきて、いよいよ本物になってきましたね。

だって、普通に考えたら圧倒的な存在だった近藤が抜けて、エース格の上沢も抜けて、グダグダになってもおかしくないですよ。野手と投手の主力が抜けたんですから。でもそこを上手く耕してやりくりして、いよいよ強いチームを作ったのは紛れもなく監督の力です。

もともと洞察力があって空気も読める人ですが、監督としての経験値も3年分乗っかって、今の野球はちょっと他のチームとは違うなと。

競馬でいえば本当に馬なりでまったく無理してないですから。いろいろシーズン長いですからあるかもしれませんが、最終的には日本ハムがパリーグを制するでしょう。

それくらいファイターズは今いろんな野球の常識を覆しています。

100球という常識を疑い、中6日という常識を疑い、抑えを固定すべしという一般論を覆し、様々な実験や勉強をした上でチャレンジしていて、結果も出している。正直観ていて羨ましい。一見破天荒だけど、よくいろんなことを見てますし、新しい知識の吸収も早く、コミュニケーションも上手い。発信力もある。

この秋は順調なら日本一を決めて、みずから辞めるんじゃないですかね。

その後は、恐らく日本代表の監督かなと。

2029年の侍の監督やってる姿が浮かびますね。スキャンダルもないですし、実績もあって、文句なしの人選では。

もっとも、本人が首を縦に振るかわかりませんが…

講演のオファー、出版、解説、その他メディア、バラエティー、日本一決めたら、引っ張りだこで、大きな影響力を与える時の人になるでしょうし、何かしらの流行語も生み出しそうです。

Source: TAROの競馬

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