あわただしい週末が終わりました。有馬記念は残念ながらハズレ。自信はあったんでですが、シャフリヤールを読めなかった時点で今年は負け。
その有馬の前にはナベツネ氏死去のニュース。
世間では嫌われ者でしたが、僕はどちらかといえば好きでした。
まぁ、そもそも人には誰しも功罪あるのだから、好きか嫌いかを表明することに意味などないのですが。
いわゆる野球界の病理のように言われたものですが、これは野球に限らずで、ナベツネ的なモノよりも、ナベツネ的なモノに対して何も言わない周囲の側の方が問題であるし、そういう組織構造の方に問題の本質があると思うんですけどね。少々抽象的になりますが。
戦前世代としての言葉の重みというか、やっぱり圧倒的な経験と教養があったから、時にめちゃくちゃな行動もどこかで説得力があった気がします。
本の一冊でも読めばみんな印象は変わると思うんですが、記者も読まないですからね。
それと、どんな時でもコメントしてくれるありがたい存在でしたよね。これは現場の記者も感じたはず。ノーコメントってのはなかった。自分が記者上がりってこともあったのかもしれない。
今は発言すればするほどリスクにしかならず、
「お答えは差し控える」
「○○と認識している」
みたいなボヤっとした表現で曖昧のままにした方が得する時代なので良くないですが、ナベツネ氏みたいな人はやっぱり貴重でしたよね。
競馬のパドック解説とかたまに日本語まともにしゃべれないレベルの人もいますからね。ああいう人たちと比べると、やっぱり圧倒的な教養と言葉の力がある人だったなぁと思います。
あと、M1グランプリ、今年は満足でした。
特に1本目の真空ジェシカ、バッテリィズは秀逸だったと思います。真空ジェシカの1本目、社会風刺も取り入れつつ一方で現代の潮流に合わせて誰も傷つけない…っていう感じに仕上げたネタは見事でした。
今年もあと1週間余り。
体調整えて、良い年末を迎えたいですね。
Source: TAROの競馬
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