【全頭考察１】中山記念ステルヴィオ他３頭＜2019＞

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中山記念全頭考察①

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さて今日は中山記念の全頭考察①を書きたいと思います。

【ステルヴィオ】父ロードカナロア（丸山）57㎏
【考察】
3歳の春。ルメール騎手の牡馬でのお気に入りはこの馬だったと聞いております。
その証拠に皐月賞、日本ダービーはこの馬に騎乗しておりますが、残念ながらそれぞれ4着、8着と結果が出ませんでした。
皐月賞に関しては渋った馬場と展開がこの馬に向かなかったところがあります。
後方から猛然と追い込むものの届かず4着。残念な結果でした。
日本ダービーに関しても上がり3ハロン3位の末脚を繰り出しておりますが、全く勝負にならず。前につけた馬に有利な展開とやはり2400mはこの馬にとって長すぎた印象を持ちました。
その後、秋の初戦の毎日王冠で2着に好走。このレースもやや前有利の展開の中、鋭い末脚で先行したキセキを差し切っております。
そして迎えたマイルCS。ご存知の通り、ビュイック騎手を背にG1初勝利を手にしております。このレースでは驚くべきことに先行策を取ってきました。
若い時にはできなかった競馬ができるようになってきております。これは強みです。
今回もおそらく後方からの競馬というよりは中団やや前目の位置で競馬をしてくることとなるでしょう。そういう競馬をされると強いですよ。この手の馬は。

【不安材料】
気になるのは昨年3歳でマイルチャンピオンシップを勝利したペルシアンナイトがこの中山記念でぶっ飛んでいることですね。
同じ轍を踏まなければいいのですが。
中山適性はスプリングステークスも勝利しておりますし、特に問題はないでしょう。
気になるところと言えばあと1つあるぐらいですね。

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【ウインブライト】父ステイゴールド（松岡）57㎏
【考察】
いつだったか。スプリングステークスを勝利した時ぐらいでしょうか。
私はこの馬のことをナカヤマナイトの後継者と書きました。
中山競馬場では絶対に買い続けるべき馬と評しております。
中山競馬場での成績が4-2-0-1であるのに対し、それ以外の競馬場での成績は2-0-0-7となっております。
とにかく小回りへの適性が強い馬ですね。Theステイゴールド産駒という感じがします。
前走の中山記念では58kgという斤量を背負いながらも完勝。
この時の2着馬が京都記念でも2着に好走したステイフーリッシュなのですから、十分な結果でしょう。厚い印が必要だと思います。

【不安材料】
松岡騎手が騎乗するので良いのでしょうか。怪我明けなのは気になるところです。
後は内目の枠が欲しいですね。
真ん中～外だと溜める競馬をすると思いますが、この馬の力を最大限に活かすためには前につけた競馬をして欲しいものです。

【トータルソッカー】父ダンスインザダーク（柴田善）56㎏
【考察】
先週、マルターズアポジーに後方からの競馬を教え込んだ善臣騎手が騎乗します。
先生、見事な教育でした。
なぜ、この馬がこのレースに出るのだろうと思って調べてみたのですが、調教師の伊藤先生が今週末の競馬でご勇退をされるようです。
普通に走ったら厳しいでしょうが、先週のダイヤモンドステークスで2着に好走したサンデームーティエの件もあります。
日本の競馬界は「温情に厚い」ところがありますので、この馬が逃げたら誰も競りかけない可能性があります。そうなると怖いところがありますね。

【不安材料】
普通に走ったら実力的に厳しいでしょう。
1000万下クラスでようやく勝ち負けできるだけの馬です。

【ハッピーグリン】父ローエングリン（ミナリク）55㎏
【考察】
ジャパンカップでは2分22秒2という素晴らしいタイムを出した馬です。
あのホーリックスとオグリキャップが出したレコードタイムと同じというのが面白いですね。ただ7着でしたが。
どちらかというと雨が降ることによるタフな馬場の方が好走できるタイプと見ております。
今回、開幕週となる中山の馬場状態には注目ですね。

【不安材料】
重賞実績がありません。さすがにここは厳しいのではないでしょうか。

以上が中山記念の全頭考察①でした！
今回の全頭考察は全部で3部作となっております。
残りの2つも見て頂けたらと思います。

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